シロアリは雑食性で、加害力の強烈な昆虫です。
その被害はきわめて広範囲におよび、気付いたときは、被害がかなり進行していることが多いようです。
シロアリは地中から土でトンネル(蟻道)をつくって進入します。
建物の床下や周辺をチェック。
住まいやその近辺からシロアリの羽アリが群飛しないか注意しましょう。
シロアリは風や光を嫌い、適当な湿度を保つために、木材の割れ目や継ぎ目に排出物や土砂(蟻土)を詰めたり、盛り上げたりします。
シロアリは木材の軟らかい早材を好んで食べ、硬い晩材を食べ残すという特徴ある食痕を示します。
シロアリ被害の進んだ木材はハンマーでたたくと空洞音がしたり、ドライバーでほじくると簡単に穴があきます。
被害の進んだ建物では柱が下がったり、棟や軒の稜線が波を打ったり、ふすまや雨戸などの立てつけが悪くなったりします。
乾材から乾燥した砂粒状の糞が排出されている場合は乾材シロアリの被害です。